昨日は2025年最初の大阪プロレス観戦でした。
…といっても、昨年の観戦納めとなったエクスカリバー(参照)から2週間しか経っていないので、あまり実感はなかったかも。
年末年始は多くの人にアピールするチャンスですから、イベントや興行の数が増えるのは戦略としては当然なのですが、ちょっと詰め込みすぎな気はしますがね(汗)
エクスカリバーのようなビッグマッチの後は、怪我の防止も含めて心身ともにゆっくり休む時間があっても良いと思うんだけどなー。。。
という小言はここまでとして、昨日の大会の目玉は新年最初のタイトルマッチとなった大阪ライトヘビー級のタイトルマッチでしょう。
エクスカリバーではSUZAKU選手との死闘を制した松房龍哉選手が迎え撃つのは大瀬良泰貴選手。
この2選手によるタイトルマッチは昨年の6月にも行われていますが、今回は天王山で苦杯を嘗めた松房選手からの逆指名により再び相まみえることとなりました。
タイトルマッチを前にした前哨戦では互いに相手の得意技でフォールを奪い合うなど、今回の試合も激戦は必至。
大瀬良選手のセコンドには試合を終えたばかりのローグネイションメンバーが集結し、それに応ずるように正規軍もサポートに入りましたが、やはり場外を含めた荒れた展開になるとなかなか敵いません。
一進一退の展開の中で、松房選手がトラキア、大瀬良選手が龍蟠虎踞とお互いが前哨戦の再現を狙いますが、さすがに同じ屈辱だけは味わうまいという両者の意地を感じました。
こうなると先に自らの得意技をしっかり決めきった方が勝つのかなぁと見ていましたが、ここに盲点がありました。
大瀬良選手は個人的にトラキアのイメージが強いのですが、ローグネイション加入後に躍進したのはむしろクロスフェイスロックを使うようになってからだったことを。
必死にロープへ手を伸ばした松房選手ではありましたが、手首が完全に越えなかったためエスケープは認められずに切り返されたところで無念のギブアップ。
久しぶりにベルトが移動しました。
試合後のマイクで新王者はフリーや他団体の選手とも積極的にタイトルマッチを行いたいという、今までの大阪ライトヘビー級ではほとんど描かれてこなかった新境地を切り拓くと宣言しました。
思い返せば大阪ライトヘビー級のベルトは、初代のタイガースマスク選手は自身の存在価値を再証明するため、2代目の松房選手は憧れの選手・戦いたい選手と戦うためとそれぞれテーマがあったような気がします。
もちろんその過程でベルトの価値は大いに上がったことでしょう。
現実的に初防衛戦から外部で行うことは難しいとしても、このベルトを通行手形として使うのはとても興味深いので大歓迎です。
まだまだ歴史の浅いベルトにどのような新しい色が付けられるのか注目していきます。
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