今月は大阪プロレスをたくさん観戦できて嬉しかったです(参照・参照)。
そんな締めくくりとなったのが昨日のアゼリア大正ホール大会。
この日は“SUZAKU選手初登場”“スパイダー選手復帰”“タッグタイトル戦”とテーマがいっぱいありました。
順番に軽く振り返っていきたいと思います。
SUZAKU選手の登場は前回のアゼリア大正ホール大会である天王山2024の最終日に予告されました。
その時点では階級がライトヘビーであることだけでしたが、全貌が遂に明らかとなったわけです。
“朱雀”の名を持つだけに赤を基調としたマスクには羽ばたきを示すかのようになびく羽根が付いています。
何より鍛え抜かれた彫刻のような肉体にこれは只者じゃないなという期待感が溢れます。
試合でも疾走感のある展開に遅れることもなく、蹴りを中心とした打撃に加え飛び技までそつなくこなし、最後はおそらくファイヤーバード・スプラッシュと同型のヴァーミリオン・スプラッシュで松房龍哉選手から3カウントを奪いました。
ライトヘビーのカテゴリに参戦してくるということは“そういうこと”でしょうから、最高のアピールとなったのではないでしょうか。
今年に入って骨折による2度の長期欠場を余儀なくされたアルティメット・スパイダーJr選手が約3ヶ月ぶりとなる復帰戦のリングに上がりました。
欠場中もリングサイドでYouTubeのライブ配信を積極的に行うなど元気な姿を見せてくれてはいましたが、やはりリングの上が最も輝いて見えます。
今年についてはほとんど試合がこなせず目立った実績が作れていませんが、昨年のエクスカリバーでの屈辱は今年のエクスカリバーで晴らしてもらいたいというのが本音です。
メインイベントはタッグのタイトルマッチでした。
王者であるツバサ選手とビリーケン・キッド選手をそれぞれ天王山で下している浅川紫悠選手と大瀬良泰貴選手が挑戦。
結成から1年を迎え、少し緩くなってきた雰囲気をクワイエット・ストーム選手を追放することによって引き締め直したローグネイションにとっては真価が問われる一戦だったと思います。
ある意味で“原点回帰”したローグネイションはセコンドに付いたTORU選手を含めて、悪事を尽くしたと言うべきかとにかくやるべきことを徹底しての勝利となりました。
もちろん純粋にプロレスを楽しみたいがためにツバビリーを応援していた立場(本当は大阪プロレスに関わる全てが大好き)としてはムカつきました。
ただ…ルードはこういうスタイルを最後まで貫いてくれる方が試合が盛り上がりますし、応援している側が負けると余計に悔しいので、実際のところは嬉しいのです。
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