昨日は大阪プロレスの観戦日でした。

上半期最大のビッグマッチ“大阪城下祭”が今年も4大タイトルマッチを引っ提げて開催となれば、行かないという選択肢はありません!

そのタイトルマッチの最中にはSUZAKU選手のアクシデントがあり、観客はもちろんのことですが、きっと選手たちにも嫌な空気が漂ったと思います。

それでも、その後に行われた試合が完璧だったので、結果的にはとても満足度の高い興行となりました。

メインイベントではレギュラー参戦メンバーでは最年長となるザ・ボディガー選手がTORU選手の持つ大阪プロレス選手権に挑戦しました。

2022年の再始動後は、コンディションのことも含めてだと思いますが、第一線からは退いていたように感じていました。

ただ、4月に行われたタイトルマッチで逆に最年少の立場の佐野蒼嵐選手が大健闘し、刺激を受けて挑戦表明したという経緯があります。

前哨戦では楽しみな部分と同じぐらい不安な部分も露呈しており、正直なところ凡戦になってしまうのではという気持ちもありました。

その心配な気持ちはすぐさま杞憂だったとわかるのですが。



ボディガー選手の入場にはゼウス選手が帯同、ザ・ビッグガンズの絆ですね。

セコンドには付くだろうと思っていましたが、まさかあれだけ献身的に動くとは思ってもいませんでしたので、それだけで涙腺が…(涙)

試合開始前からダメージを受けている(←ししむぞが)というのに、試合で見せた“生き様”にも感激して途中からウルウルしていました。

どれだけ負傷箇所を攻められ続けても、最後まで心は折れませんでしたからね。

最後はセコンドのタオル投入で戴冠はなりませんでしたが、観戦していた大半のお客さんは心からの拍手をボディガー選手に贈っていたと思います。

まだまだボディガー選手が最前線で戦う姿を見たいです!



一方で大阪プロレス全体を見ると、シングル、タッグ、ライトヘビーと主要なタイトルが全てローグネイションの元に集まりました。

正規軍にとってはこれ以上ない屈辱となるわけですが、冷静に考えればこれが現実と言えるようにも思います。

現状でベテラン陣は最前線には加わっていませんし、タコスパは長引く不調、SUZAKU選手は怪我により欠場が見込まれ、菊池悠斗選手は所属団体でのルード転向とNOAH参戦により事実上の離脱となっています。

入江茂弘選手や木下亨平選手が継続参戦中ではありますが、バランス的に少し厳しいですよねぇ。

とはいえ、この完全劣勢の状況を誰が先頭に立って盛り返していくのか、意外と今後の大阪プロレスにとって大事な局面かもしれませんね。
Written by 『商売繁盛!列島(https://www.prosperisland.com/)』ししむぞ