12月のLコレは先月行われたサンクスフェスタ絡みのカードが多く発行されました。

来季が育成契約3年目を迎える是澤涼輔選手は勝負の年を迎えます。

もちろん育成契約として4年目を迎えることも可能ですが、そうなるにも相応のアピールが必要であることに違いはありません。

ししむぞは現状の育成制度が完成されたものではないと思っていますが、それでもこの制度がなければ是澤選手はプロになることはできなかったでしょう。

大学時代は無名というよりも、ほぼ実績といったものがありません。

ただプロへ導いた人間性や練習の虫と評されるくらいの取り組み方は今も変わらないとのこと。

現状では1軍の捕手を3枠と考えた場合、古賀悠斗選手と炭谷銀仁朗選手で2つは埋まっています。

残る1枠については良く言えば横一線、悪く言うなら決め手に欠ける状態です。

捕手の運用はこれまで“正捕手”“点差が開いた時”“有事に備える”といった役割が充てられることが多かったように思います。

しかし、最近は“専属”というシステムを採用する球団も多く、ライオンズでも武内夏暉投手が先発する試合では炭谷銀仁朗選手が優先して起用されました。

もしこれを是澤選手にも当てはめるならば、今季は2軍で経験を積んだ菅井信也投手、黒田将矢投手、羽田慎之介投手あたりとセットにするというのは面白い試みかもしれません。

もちろん支配下への道は自ら切り開くことが大事ですが、意外なカギは高卒トリオと称される3人が握っているかもしれませんね。



どことなくビックリマンチョコのシールのようなデザインで登場したのは長谷川信哉選手。

今季も外野手の絶対的なレギュラーは決まらなかったものの、球団の1番打者に定着してもらいたい気持ちは本人が最もわかっていることでしょう。

その一方で、愛斗選手、鈴木将平選手とある程度のチャンスは与えたものの掴めなかった選手は早い段階で放出されているのが現状です。

長く続く1番打者と外野手の問題を一気に解決する素質は持っていると信じています。



恒例のデジタルサインが入ったカードには佐藤龍世選手が登場。

怪我による離脱はあったものの、復帰後は4番打者を務めるなど多くの項目でキャリアハイを記録しました。

来季は中軸としてフルシーズンの活躍が望まれますが、外崎修汰選手の三塁コンバート説が浮上したことで、本人はチーム力を高めるために外野手用のグローブを用意するといった発言をしており、西口監督の構想がとても気になるところ。

今季は貧打で苦しんだチームが簡単に外せるような選手ではないと思いますからねー。



“みんなで対戦”はシーズンオフの間は毎週開催となるようですね。

投手陣について先発はある程度の計算ができる中、少し苦しいのがリリーフです。

甲斐野央投手が早々に離脱してしまったことにより松本航投手やボー投手を起用するなどしたものの完全にフィットしたとは言い切れず。

終盤になり平良海馬投手や甲斐野投手が復活したことで安定はしたものの、シーズンを通して計算できる投手は1人でも多く欲しいところ。

田村伊知郎投手は来季こそ勝利の方程式に食い込んでもらいたい投手です。

今季は28試合に登板し、防御率も1点台だったものの、ホールドはわずかに1と首脳陣の信頼を勝ち取ることができませんでした。

2軍では主に抑えとして14試合で自責点は0、つまりここにやり残したことはありません。

球団から与えられた背番号20は期待の表れですから、来季は勝ち試合で投げれるポジションをまずは確立してもらいたいですね。
Written by 『商売繁盛!列島(https://www.prosperisland.com/)』ししむぞ