プロ野球はオープン戦が終了し、12球団が今週末に迎える開幕戦に向けて最後の調整期間に入りました。
ライオンズはオープン戦を6勝6敗1分と可もなく不可もなくの成績で終えました(そもそもオープン戦の勝敗はあまり気にしていませんが…)。
ただ一方で「やはり」とも言うべきか、自慢の投手陣は順調な調整ができていると感じましたが、課題の得点力不足は今年も付きまといそうですし、“穴”とも言える外野手の台頭も特になく、全てがうまく噛み合うことなど無いとわかっていても歯がゆいですねー。
選手の編成に関しては開幕までに1〜2選手の育成から支配下への切り替えはあるかもと思っており、キャンプを事実上の1軍であるA班で完走したブランドン選手が見事に返り咲きを果たしています。
これにより『商売繁盛!列島』でも“埼玉西武ライオンズ情報地区”内にある選手一覧ページの2024年版が完成したので(参照)、上から順に眺めながらダラダラと書いていきたいと思います(笑)
期待の新助っ人陣の一角であるヤン投手は、現状ではモイネロ投手に雰囲気が似ているや三振パフォーマンスがすごいなど若干ですが話題が先行しがち。
ライオンズとしては少し古くなるもののランディ・ウィリアムス投手のような活躍をしてくれればと考えているでしょうが、開幕から勝ちパを考えるには少し怖い部分がありますね。
順当ならば今季も開幕投手の最有力であった高橋光成投手は右肩の張りにより大きく調整が遅れて開幕ローテからは外れる公算が高くなりました。
昨季の2ケタ勝利投手が開幕ローテを外れるのは非常に痛いですが、今のライオンズにはそれをカバーするだけの陣容が揃っているのは頼もしい限りです。
ただポスティングでのメジャー挑戦を見据える高橋投手にとってはNPBラストシーズンになる可能性もありますから、早く最前線に戻ってきてほしいと思う反面、無理してほしくないという気持ちもあります。
通算200セーブ、そして守護神としての復権を目指す増田達至投手は珍しくキャンプから早めの仕上げで取り組んできました。
甲斐野央投手やアブレイユ投手の加入や若手選手の台頭でライバルは増えましたが、なんとか今季中の記録達成を願っています。
昨季は2ケタ勝利には届かなったものの9勝を挙げ、侍ジャパンでも名を揚げた隅田知一郎投手は2ケタ勝利を挙げた上で貯金の作れる投手になることが期待されます。
これまではアンラッキーな当たりや俗に言う“ムエンゴ”で黒星も多かったですが、今年はチェンジアップが冴えて奪三振が増えていますので、失点が減れば大いに可能性があるでしょう。
開幕ローテーション入りが決定的となったドラ1ルーキーの武内夏暉投手はいきなり昨季の覇者であるオリックス戦でデビューします。
なかなか新人投手に数字を出しての期待はしにくいですが、疲れが溜まってきた頃には“投げ抹消”を取り入れるなどしてまずは怪我のないように首脳陣が上手にコントロールしてもらいたいものです。
新加入の甲斐野央投手は勝ちパでの起用が想定されています。
オープン戦の最終戦では炎上してしまいましたが、これまでの投球内容がほぼ完璧でしたから既に“役割”は掴んでいるものと考えます。
肘の故障歴は気になりますが、勝負所まではリリーフの3連投は行わないでしょうから、ルーキーイヤー以来の1軍完走を果たしてもらいたいものです。
新人の武内投手と同じく初めての開幕ローテーション入りを叶えそうなのがボー投手です。
昨季までは中継ぎとして主にビハインドなどいわゆる“良い場面”での登板は少ない投手でした。
ただし今季はリリーフ専任の助っ人投手を新たに2人獲得したことなどから先発転向となっていました。
ライオンズファンの中でもボー投手が開幕ローテに食い込んでくるのは驚いた方が多いと思いますが、アピールに成功して自身の力で掴み取りました。
事実上の6番手であり与えられる先発機会は決して多くはないでしょうが、なんとかNPB初勝利も自身の力で掴み取ってもらいたいものです。
今季の開幕投手に指名されたのは昨季は自身初の2ケタ勝利を記録した今井達也投手です。
高橋光成投手の調整が遅れたとはいえ、今井投手自身が開幕戦の相手である楽天に対し無類の強さを誇りますし、昨季の成績で高橋投手と比較しても遜色ないというよりは上回る項目も多いので、安心して送り出せる今年のライオンズ投手陣の“顔”です。
初めての開幕投手ということでは多少バタバタするかもしれませんが、そこはなんとか野手陣が攻撃でも守備でも助け合いとなれば最高ですよね。
昨年はメジャーリーグの舞台で45試合登板と“本気の補強”となったのがアブレイユ投手です。
オープン戦での起用を見る限りでは今季の守護神最有力候補なのかな。
下馬評通りに制球は多少アバウトなところがありますが、大崩れするシーンもあまりなく、期待値はとても高いです。
昨季は志願の先発転向が大成功となった平良海馬投手は今季も同様以上の活躍が望まれる上にカード頭としての貢献も期待されます。
カード頭での先発は昨季も多く経験していますが、平良投手が最初に任される火曜日は交流戦が終わるまで毎週試合が組まれていることもあり、もちろん天候やリフレッシュの関係でずれることは考えられるものの、好投手同士の対戦になりがちなカード頭を取ることができればチームとしては非常に助かるはずです。
共に育成から支配下契約を掴み取ったという部分で共通項のある水上由伸投手と豆田泰志投手の昨季は明暗がはっきり分かれました。
お互いに今季は勝ちパ・守護神を狙う立場ではありますが、ここまでの仕上がり具合はまだまだといったところでしょうか。
現状は開幕1軍入りを争う状況ではありますが、育成契約出身の選手が主力になっていくのはチームとして強くなることに直結しますのでなんとか頑張ってほしいですね。
1回分の戯言で書き終える予定でしたが…ちょっと無謀でしたかね?
もっと端折ればいいことですが、ここはエックス(ツイッター)のように文字数制限がないからついつい書きたくなってしまう(笑)
今日は投手編ということにして、野手編は明日の戯言に回します。
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