開幕からもう既に3戦が終了していますが、今年も“セレッソ大阪情報地区”内にある選手一覧ページの2024シーズン分を更新しました(参照)。
セレッソは今年が設立30周年のメモリアルイヤーですので、悲願のリーグ初優勝を目標に戦っていくわけですが、サポーターとしてはメモリアルイヤーはあまり良い印象がないんですよね。。。
まず10周年にあたる2004シーズンは監督問題のゴタゴタがチームの成績に直結、終盤まで降格争いに巻き込まれ、なんとか残留を果たしたものの不甲斐ないシーズンに終わります。
そしてトラウマとも言える2014シーズンは“史上最攻”というスローガンを掲げ、世界的スターのフォルラン選手を獲得し、柿谷曜一朗選手や南野拓実選手など日本代表や世代別代表の選手との融合が期待されましたが、早々と優勝争いからは脱落。
2度の監督交代などでテコ入れを図るもJ2降格の憂き目にあいました。
あれから10年、天皇杯やカップ戦での優勝こそありましたが、未だにリーグ優勝は果たせていません。
昨季はヴィッセル神戸がリーグ初優勝を遂げるなど、全国の勢力図は変わりつつあり、特段飛び抜けたチームがないと評される今季は多くのチームにチャンスがあるという予想がもっぱらとなっています。
セレッソにとっても10年前の教訓ではないでしょうが、今季は特に堅実な補強をしましたのでなんとか悲願を達成してもらいたいものです。
では、選手一覧を見ながら気になる点を語っていきたいと思います。
まずは今季から背番号が2へと変わった毎熊晟矢選手。
数少ない国内組の日本代表としてもポジションを掴みつつあります。
もともと攻撃力の高い選手でもあり、セレッソでは右の中盤で起用されることもありましたが、今季はおそらく右サイドバック専任でしょう。
攻守の繋ぎとしてもセレッソに不可欠な選手ではありますが、前述のように日本代表の選手として更なるレベルアップを考えるとシーズン途中での海外移籍も考えられます。
昨季は全試合出場を果たした香川真司選手は今年も大黒柱としての活躍が期待されます。
チーム事情により途中からは中盤の守備的な位置での起用となり、得点に直接絡む機会は少なかったですが、今季は本来の攻撃的な位置での起用が見込まれるため目に見える“数字”が求められます。
初勝利となった東京ヴェルディ戦では先制点を決めて期待に応えましたが、この活躍を続けてもらいたいものです。
今季の日本人選手の補強の目玉が田中駿汰選手です。
前所属の北海道コンサドーレ札幌ではDFとしての起用が主だったようですが、セレッソでは本人の希望である中盤の底でプレイします。
フィールドの中央に位置し、背番号は10ということで今季のセレッソの浮沈のカギを握っていると言っても過言ではないかもしれません。
昨季は怪我にずっと悩まされた清武弘嗣選手は契約を延長して復活を期すシーズンとなります。
今までは当たり前だったレギュラーの座も当然ながら奪いに行く立場からの再出発です。
とはいえ、2列目はチーム屈指の激戦区でもあり、またポジションが重なる香川選手とは共存なのか競争なのか小菊監督の采配も気になります。
パリ五輪出場を目指すU−23日本代表の西尾隆矢選手にとっても今年は大事なシーズンです。
昨季はなかなか出場機会に恵まれなかったものの、世代別代表には継続的に招集されていました。
U−23はセンターバックの人材が薄いため、五輪の出場権を獲得するまではセレッソでの結果に関わらず中心選手ではあると思われます。
ただし本大会では間違いなくオーバーエイジの対象になるポジションでしょうから、セレッソでのパフォーマンスも重要となってきます。
チームはヨニッチ選手が退団、進藤亮佑選手が長期離脱、鳥海晃司選手もコンディションに不安を抱えるためにセンターバックの層がかなり厳しい状況です。
それは逆に西尾選手にとってはアピールのしどころですので、レギュラーの座を確固たるものとしてパリに旅立ってもらいたいですね。
日本人選手の補強の目玉が田中選手ならば、外国人選手の補強の目玉はヴィトール ブエノ選手でしょう。
一説では移籍金は約2億円ともいわれる“ガチ”の補強です。
攻撃的な選手で身長もありますが、センターフォワードタイプではないようで、セレッソでは2列目での起用が中心となります。
前述のように2列目は激戦区のため、誰を使って誰を休ませるかの采配は大事になってきますが、レオ セアラ選手、カピシャーバ選手、ルーカス フェルナンデス選手(ジョルディ クルークス選手)と奏でる攻撃は今度こそ“史上最攻”の予感が漂います。
…うーん、、、このワード使わない方が良かったかなぁ(汗)
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