大阪プロレスでは明日からタッグチームのナンバーワンを決める大会“大阪タッグフェスティバル2024”がトーナメント形式で開催されます。
今年はたった2日間で雌雄を決する超短期決戦です。
名立たるタッグチームがエントリーする中、実力・実績以外にもコンディションや勢いも勝敗に影響しそうな予感がしますね。
せっかくですので今回も簡単に(いつも長くなりますが…)展望を書いておきたいと思います。
【桜島なおき&野崎広大 vs ARASHI&佐野蒼嵐】
まず最初に登場するのは2人合わせても40歳という大阪プロレスの若手戦線を盛り上げるARASHI選手と佐野蒼嵐選手が手を組んで挑むのが、九州プロレスからの刺客となる桜島なおき選手と野崎広大選手です。
ゲスト的な要素も含みますが、九州プロレスの前シングル王者と次期挑戦者という実力は折り紙付きなタッグは優勝候補に挙げる人も多いはず。
何より“瀬戸口直貴”として今の大阪プロレスメンバーのこともよく知る桜島なおき選手と今の大阪プロレスメンバーがあまり知らない野崎広大選手のタッグは脅威であり、そこに新鋭タッグはどこまで食らいつけるのでしょうか!?
【ツバサ&ビリーケン・キッド vs 大瀬良泰貴&クワイエット・ストーム】
第2試合は現在の大阪プロレスの戦いの軸である正規軍とローグネイションの激突です。
第12代タッグ王者にして今大会で唯一そのままのタッグで優勝経験がある“ツバビリー”の目の前に立つのが、現シングル王者のクワイエットストーム選手と“アレス”のマスクを脱ぎ捨てルード転向した大瀬良泰貴選手のタッグ。
欠場中の浅川紫悠選手がエントリーできないことによる急造タッグ、ストーム選手は体調不良からの復帰戦、大瀬良泰貴選手はエクスカリバーでツバサ選手に敗北など、熟成されたツバビリーにとっては有利な要素が揃っているように見えますが、今のローグネイションの勢いが本物であることはエクスカリバーでも証明されているので決して安心はできない一戦です。
【タコヤキーダー&ブラックめんそーれ vs 菊池悠斗&松房龍哉】
“タコスパ”対“菊松”という継続的に活動してきたタッグ同士による好カードとして期待されましたが、スパイダー選手の負傷欠場によりブラックめんそーれ選手が代替選手としてエントリーされた一戦。
タッグとして試運転なしのぶっつけ本番は不安が拭えないものの、個人としては全日本プロレスのジュニア戦線で長く戦い続けた実績とフリーに転向して新たな主戦場を求めるハングリー精神には要注目。
対する菊松は前回大会は準優勝であり、他の選手たちがパートナーを変更する中で唯一の連続エントリーとなりました。
今大会までのイベント試合などでも最も優勝を意識していたタッグであることは間違いありません。
ともに20代とはいえ、昨年はそれぞれシングルのベルトを戴冠して風格は十分であり、そろそろ菊松としての勲章も欲しいところです。
【ゼウス&タイガースマスク vs ゴリアテ&TORU】
再始動後の大阪プロレスのヘビー戦線とライトヘビー戦線で先頭を走ってきたゼウス選手とタイガースマスク選手がタッグを結成して戦うのは現王者のゴリアテ&TORU組です。
名義こそ違うものの第110代アジアタッグ王者として6回の防衛に成功しているゼウス&タイガースマスク組は先日配信された『火曜大阪プロレス激場 第2話』(参照)に登場しました。
その中では、説得力があるのだかないのだか現王者組は優勝できない理論を繰り広げ、気持ちはもはや翌日の準決勝に…。
確かに対ローグネイションとなった時には最も頼もしいタッグではありますので、ベルト奪回を願う立場からするとまずはここで王者組を脱落させておいてほしいですね。
一方で穴という穴もなく盤石に見える王者組。
強いて言うなら、タイガースマスク選手が唱えた“優勝すると挑戦者タッグがいなくなってしまうという不安に駆られた”時がチャンスなのでしょうが、果たしてそんな瞬間が訪れますかね。。。
このままの勢いでタッグフェスティバルの栄冠も掴んでしまうのでしょうか?
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