12月10日は大阪プロレスが年内最大のビッグマッチをプロレス初進出となる会場の咲洲モリーナで行います。
この咲洲モリーナは木造アリーナという面でも注目していますが、国内最大級の無柱空間ということで、現状ではリングの配置やステージの有無がわからないものの、どの座席からも距離の違いはあれども障害物なく見渡せるというのは嬉しいですね。
間違いなく大阪・関西万博を意識して建造された施設となりますが、それを大阪プロレスが初めてのプロレス興行として利用できるのはこれまでの啓発活動が評価されたのかな?
そんな咲洲モリーナで行われる興行のタイトルはエクスカリバー。
由緒ある名前ではありますが、RPGなどのゲームが好きな人もきっと親近感のある名前のはず(笑)
それにしても再始動してからの大阪プロレスの節目での興行タイトルは“出陣”や“SAMURAI”などかっこいい系が多い!
かつてのナンバリングでの“物語#○”もわかりやすくて良かったですが、わかりやすさとインパクトのある今の形を続けてほしいところ。
今日の戯言では第1試合からメインイベントまで本当に見どころ満載のエクスカリバーの前半戦の注目ポイントを記しておきたいと思います。
【佐野蒼嵐 vs 後藤哲也】
ビッグマッチでは恒例ともいえる若手同士による第1試合のシングルマッチ。
とはいえ、興行の流れを決める意味でも大事な試合です。
遡れば5月のTTホール大会では佐野選手とARASHI選手が熱い戦いを繰り広げました。
相手は違えど、佐野選手にとっては大舞台でのシングルマッチという意味ではリベンジの機会が早々に訪れました。
言い方は悪いですが、キャリアを積めば積むほど大舞台でシングルが組まれる頻度はタイトル戦線に絡まない限りは減っていくと思います。
大阪プロレスにもし今後新しい力が入ってくるのならば、佐野選手は上へ上へ行くしかありませんから、良い形で第1試合を“卒業”してもらいたいものです。
【ブラックバファロー&ビリーケン・キッド&橘隆志 vs 入江茂弘&三原一晃&桜島なおき】
バファロー選手の30周年記念試合として行われる一戦はいわゆる同窓会的な試合となりました。
唯一、入江選手のみ大阪プロレスへの所属経験はありませんが、プロレス教室出身ですし過去に参戦経験もありますから、バファロー選手にとってはみんな接点のある選手ばかりです。
当然ながらこの試合の主役となるべきはバファロー選手ですが、個人的には大阪プロレスを見始めた頃に一若手として奮闘していた橘選手の約21年ぶりの古巣参戦に注目しています。
15年のブランクを経て復帰した姿は道頓堀プロレスで見ることができましたが、まぁ…まさか大阪プロレスのリングに再び立つことがあるとは思ってもいませんでした。
おそらく数々の厳しさや優しさを身をもって味わってきた先輩の記念試合でどんな姿を見せてくれるのか期待しています。
【スペル・デルフィン&ペロ&男盛 vs ザ・ボディガー&ドレイク森松&松山勘十郎】
対戦カードを見ただけで楽しいプロレスになることは間違いないでしょう。
…いや、楽しいよりは摩訶不思議な試合になるのかも。
どちらかといえば後半戦で行われる名物戦に絡んでほしかった選手もいますが、第1試合と第2試合でおそらく張り詰めた空気になったアリーナの雰囲気を一変するカードを組めるのが大阪プロレスの魅力でもありますね。
【HUB&ヲロチ&政宗&大瀬良泰貴 vs ツバサ&ラ・ピート&菊池悠斗&木下亨平】
こんな豪華なメンバーの試合が前半戦にあるというのが嬉しいというのか勿体ないというのか。。。
こちらも何かと大阪プロレスには接点のある選手ばかりの組み合わせですが、HUB選手側のコーナーは若干“悪そうな”匂いがするのでもしかするとアリーナ全体を使った荒れた試合になるかもしれませんね。
そして、この試合は当初は浅川紫悠選手が出場予定でした。
しかし交通事故の被害で長期欠場となり、政宗選手が代替選手として参戦となっています。
大阪プロレスではローグネイションの一員として悪の限りを尽くしていますが、新たなうねりが生まれたのは彼らたちの動きがあってのものです。
現時点で復帰の目途などは立っていないと思いますが、一日も早くリングに戻れることを願っています。
後半戦の注目ポイントは明日の戯言で。
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