アルティメット・スパイダーJr選手の優勝で幕を閉じた2回目のライトヘビー級トーナメント。
スパイダー選手にとってはパートナー対決、リベンジマッチ、ビリー超えととても意味合いが強い大会となったのではないでしょうか。
とは言っても、この勝利だけでビリーケン・キッド選手を完全に超えたとは思っていないでしょうし、何よりベルトを取らないことにはサクセスストーリーは完結しないんですよね。
7月大会での挑戦が決まりましたが、“アルティメット・スパイダーJr”として大阪プロレスのシングルのベルトに挑戦するのはこれが初めてになる…のかな?
スパイダー選手と同時期にデビューした同世代の選手は多くが大阪プロレスを離れてしまったために、なかなか世代交代がスムーズに進みませんでしたが、2冠王になって発言力を高めることができるのか注目したいものです。
それではここからは昨日のライトヘビー級トーナメントに絞っての振り返りです。
たくさん出来事はありましたが、全てに触れているとまた超長文になることが目に見えているので…(汗)
第1試合で行われたツバサ選手とビリーケン・キッド選手は8月に行われるツバサ選手の50歳興行の主役たち、、、つまり合わせて100歳(実際は99歳)!?
ただ全く年齢を感じさせないスピーディーな試合の中にもお互いの古傷をピンポイントに狙うという老獪さはさすがの一言。
続いて行われたスパイダー選手と菊池悠斗選手の一戦は一転して荒々しい潰し合いとなりました。
序盤にスパイダー選手が頭部にダメージを負ったと見るやいなや徹底的に狙う菊池悠斗選手には改めてこれからどんな選手になっていくのか末恐ろしさすら感じましたね。
ただ一瞬のスキを突くという総合力で今回はスパイダー選手に軍配が上がった感じですが、どちらに転んでもおかしくなかったと思います。
終わってクリーンに握手する試合も素晴らしいですが、終わってなお対抗心バチバチの試合も次はどうなるんだろうという期待が高まるので大好きです。
決勝戦として行われたビリーケン・キッド選手とスパイダー選手の試合で良い意味で気になったのは子どもたちの声援がとても大きかったこと。
大阪プロレスが再始動したのがまだ声を出せない時期だったので一概に比較はできませんが、間違いなく回を重ねるたびに子どもの比率は高まっていると思います。
ゼウス社長は大阪プロレスを日本一子どものファンが多い団体にしたいと語っていますので、その方向性が正しく作用しているわけですね!
正直なところ、大阪プロレスが再始動した時は選手も同窓会でしたが、ファンも同じく同窓会だったと思います。
ししむぞは他の大阪プロレスファンと面識ある交流はありませんが、それでも「あの人見たことあるなぁ」という状態でしたから(笑)
それが今では新規ファン層の開拓も順調に進んでいるようで、開拓ができているということはリング上は発展していくわけです。
その証明ができたという意味で随一のちびっ子人気を誇る2選手が戦ったのはとても意味があったのだと思います。
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