おはようございます!

珍しく朝から書き始めている戯言です(笑)

仕上げが朝になることは多々ありますがね。。。

こんな珍しい現象が起きた理由は、今日が大阪プロレスのビッグマッチがあるからなんです。

昨年の再始動後、本格的なビッグマッチはこれが初めてとなります。

前夜は興奮であまり眠れず、当日は楽しみで早く起床するという「日曜日の子どもかっ!」と思わず自分でツッコんでしまいましたねぇ。

ということで、本当は昨日にまでに書き上げたかった見どころなんですが、諸々の事情で見送ろうとしたものの、結局このように書いています(汗)



まずは今回のビッグマッチの意味合いについてですが、再始動後の定期興行は大阪府外での開催や記念興行を除くと一貫してアゼリア大正ホールでの開催でした。

そこを飛び出してCOOL JAPAN PARK OSAKA TTホールへ初進出するわけですが、毎回満員となるアゼリア大正ホールの収容人数は300人に対し、TTホールは座席配置により多少の変動はあるでしょうが700人といわれています。

ただ、そのチケットは完売したとのことで、これこそ大阪プロレスが1年間で積み上げてきた信頼と期待なのだと思います。

プロレス団体はよく転換点で第1章・第2章という言葉を使います。

まだ大阪プロレスには第1章を完結させるには早いでしょうが、大きな節目となる大会であることは間違いないでしょう。

思い起こせば、フェスティバルゲートやミナミに常設会場があった頃の大阪プロレスは1ヶ月ほどの通常興行を行った後に、初期はマザーホールやステラホール、以後はIMPホールなどの大きな会場でビッグマッチ「大阪プロレス物語」を行っていました。

いわば大阪プロレス物語に向けて、常設会場では様々なストーリーが展開していたわけです。

今は定期興行がほぼ月1なので、なかなか趣向を凝らしたストーリーを進めることは難しいですが、それでも各種のベルトを巡る物語は激しかったり楽しかったりといろいろな表情を見せてくれました。



出発時間のこともあるので(笑)、簡単にですが要点をまとめて…自分の気持ちも昂らせていきたいと思います。

まずはタイトル戦ではありませんが第1試合の佐野蒼嵐選手とARASHI選手のシングルマッチはお互いに大阪プロレスでの自力初勝利がかかります。

経験値としてARASHI選手が若干有利に見えますが、佐野蒼嵐選手にとっても競い合える相手がようやく現れたというモチベーションは相当のものだと感じます。

そして何より、プロレス興行における第1試合は非常に重要なものです。

若い力でこのあとに控える試合を盛り上げるべく、導火線に火を点けることができるのか注目したいところ。

第4試合の大阪名物世界一の決定戦は3WAYマッチとなりました。

ビリーケン・キッド選手がお笑い選手権のベルトを紛失したことにより、正式な王者には認定されなかった大坂丈一郎選手ですが、新調されたベルトには最も近い位置にはいます。

ただし対戦相手にはかつての大阪名物世界一の初代王者であるくいしんぼう仮面選手とルーツとなるお笑い選手権の初代王者である松山勘十郎選手がいるという難しい試合です。

再始動後に生まれた楽しいプロレスの象徴とも言える大坂丈一郎選手は初タイトルを獲得できるのでしょうか。

第5試合の大阪ライトヘビー級選手権は初代王者決定戦の再戦となりました。

ライトヘビー級の初代王者決定トーナメントを制し、天王山も制したことで、間違いなく昨年の大阪プロレスを牽引したタイガースマスク選手。

一方の菊池悠斗選手は最初こそ道頓堀プロレス所属の若手選手という認識でしたが、プロレスの実力はもちろんですがファンサービスや愛嬌で会場を盛り上げる“新たな発見”で一気に躍進しました。

先月の大阪城公園大会では6人タッグながら王者から3カウントを奪った新世代の旗頭は、同じ敷地内の縁起の良い場所で、昨年のリベンジを果たすのか!?

第6試合は唯一団体外に流れているタッグベルトを“タコスパ”が取り返せるかの試合です。

とはいえ、HUB選手とGAINA選手もかつては大阪プロレスに所属して歴史を築いてきた選手ですので外敵感はありませんが。

大阪プロレスのプロモーション化とコロナ禍でおそらく最も影響を受けていたのがタッグ王座だと思いますが、タッグフェスを経てようやく動き始めました。

ただ、最も勢いのある優勝タッグでは牙城を崩せず、名乗りを上げたのがタコスパでした。

実はタコスパも元王者(36代)として十分の資格を持つものの、その戴冠時期は選手層がやや薄めの時期でもありました。

それでも一貫してタコスパを継続した大阪プロレス愛は誰しも認めるところ。

個人的にはハブガイナに思い入れはありますが、団体の活性化にはやはり所属選手がベルトを持っていることが大事です。

タッグ戦線を盛り上げるためにもタコスパの奮起に期待!

最後にメインを務めるのはもちろん大阪プロレス選手権です。

大阪プロレスが再始動するやいなや王者に返り咲いたゼウス選手にTORU選手が挑戦する試合となります。

大阪プロレスの活動休止中は主に東京のメジャー団体でトップ戦線を張ったゼウス選手と大阪・東京のインディー団体を中心に数々のベルトに絡んだTORU選手。

方法は違えど、ともにプロレス界を盛り上げ続けた選手です。

1年間ベルトを守り掲げ続けたゼウス選手が一見優位に思われる試合ではありますが、ゼウス選手…いやゼウス“社長”にも穴はあります。

昨年5月にベルトを奪取したとはいえ、その防衛回数は天王山覇者タイガースマスク選手との1回のみ。

圧倒的強さに挑戦者が見つからなかった側面もありますが、大阪プロレスが順調がゆえに多忙な社長業が影響しているとも思います。

かつての社長であるスペル・デルフィン選手も社長業を理由として、最前線に立つ必要のあるシングルのベルトを返上したことがありました。

もちろん今のベルトはゼウス選手が最も似合っていると思いますが、再始動後では初めての3カウントをTORU選手に許すなど暗雲ほどまで行かないものの、やや怪しい雰囲気はあります。

一方のTORU選手はキャリアが長いためにあまりイメージがないものの、30代前半と全盛期真っ只中の選手です。

学生プロレスやインディー団体を経て、大阪のプロレス界のタイトルを数多く獲ってきましたが、そこに新しい文字を刻むことができるのか注目したいところ。



良い感じに展望が書けた(全然短くないやん…)ところで、そろそろ出発時間になったのでアップロードしておきます。

どんな大会になるか楽しみだー!!
Written by 『商売繁盛!列島(https://www.prosperisland.com/)』ししむぞ