「山川抹消」。
ツイッターのトレンドでその文字を確認した時に、事態はすぐにわかりました。
ライオンズの主砲である山川穂高選手が開幕早々にして戦線離脱となってしまいました。
これで春先の故障は3年連続となってしまい、本人にもチームにも大きな痛手です。
9日の試合でスタメンに名を連ねていましたが、初回の守備につくことなく交代し、その後の取材でふくらはぎに強い張りが出たためとわかりました。
おそらく無理をさせないという判断での欠場ではあると思いますが、WBCで負傷した源田壮亮選手も治療優先の方針をとっただけに登録抹消は想定内のことです。
これで皮肉にもライオンズから侍ジャパンとしてWBCに出場した2選手が不在の状態でしばらく戦わなければいけなくなりました。
山川選手の今回の怪我はWBCと直接の因果関係があるのかはわかりません。
でも、どちらかというとサプライズに近い選出により、NPB開幕に向けて調整していたペースが変わり、体力作りの部分が飛んでしまったことは否めません。
振り返ればライオンズは代表戦絡みで負傷した選手が多いこともあり、ライオンズファンの中には「今後の派遣は慎重になるべき」のような考えを持つ人もいることでしょう。
ししむぞも一瞬はそんな考えがよぎりましたが、、、やはり違うんですよねぇ。
選手には何事にも代え難い経験という大きな武器が加わりますし、なにより普段から応援している選手が日の丸を背負って戦う姿は誇りに思います。
その一方で“このまま”で良いとも思いません。
球団は代表活動での怪我により試合に出れない選手に対しても年俸を払い続けるわけですし、選手側としても査定ポイントは上がらず、契約が出来高重視の場合は大きく響くことになります。
補償についてはファンレベルには伝わることがない部分の方が多いと思うので、源田選手のような大会期間中の怪我はサポートされているかもしれませんが、山川選手の場合はおそらく外れているでしょう。
今回のWBCで代表に招集された選手たちは約1ヶ月半ほど調整を早めたことになると思います。
であれば、NPB開幕後の一定期間は“リバウンド”ではないですが、全ての怪我を公傷としてNPBもしくは侍ジャパンで補償されるシステムが構築されることが理想です。
3年後のWBCにライオンズから1人でも多くの選手が選ばれ、連覇に向けて活躍する!
そんな未来を夢見ています。
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