約1か月間に及ぶワールドカップが終わりました、、、いや終わってしまいました。

まだ決勝戦から24時間も経っていないのに、早くも“ロス”を感じています。

いやぁ、、、でも素晴らしい試合がたくさん見れて、本当に良かったです!

Abemaさん、ありがとう!

…この調子で噂になってたWBCの放映権も取得してほしいけれど(笑)



今回の戯言で振り返るのは3位決定戦と決勝の2試合です。

3決のカードは、先制されても追い付いて粘りのサッカーでいつの間にか勝っているクロアチアと今大会最大のビッグサプライズであるモロッコの対決。

なんとこの両国はグループリーグの初戦で対戦してるんですよね。

理論上、グループリーグの再戦は決勝か3決でしか実現しませんから、これはかなりのレアケース。

ちなみに初戦はスコアレスで終わりましたが、今回は共にラストゲームで失うものが何もありませんから、序盤からアクティブな展開となりました。

クロアチアが先制して主導権を握るかなと思いましたが、すぐに追い付くモロッコはただただ勢いだけでなく大会を通して自力も付けてきたのでしょう。

それでも進むにつれて増える怪我人、十分とは言えない選手層、累積していく疲労がモロッコの奇跡の物語をハッピーエンドで完結することを阻みました。

逆にクロアチアは前回大会から順位こそ落としましたが、安定した強さを発揮した上で世代交代も順調に進めていることを示しました。

4年後の次回大会はもちろんですが、2年後のEUROあたりも相当な期待ができそうですよね。



さぁ、決勝はフランスとアルゼンチンの対決となりました。

前回のワールドカップ戯言で触れていますが、この両国は前回大会では決勝トーナメント1回戦でぶつかり、フランスが4−3でアルゼンチンを下しています。

決勝は慎重な試合になりがちですが、共に攻撃力には自信を持つだけに再び大味な展開もあるのかもと思っていました。

いざ試合が始まると、フランスの出来が悪すぎる。

準決勝あたりからフランスはチーム内に体調不良の選手が続出しているという報道がありましたが、それのせいだったのでしょうか。

正直、前半を見終わった時はこのままアルゼンチンが押し切るものだと思っていました。

それでも、もはやギャンブルに近いパワープレイから瞬く間に同点に追い付くと、フランスは一気に復活。

90分で決めきることはできなかったものの、一転してフランスが連覇するんだろうなと思い始めました(笑)

ただ、こんな時に仕事をするのがエースの務めです。

見事な連携からメッシ選手が優勝を手繰り寄せる勝ち越しゴールを決めました。

これで試合は決ま…らないんですよね!

メッシ選手が決めれば、フランスはエムバペ選手です。

この試合、2本目となるPKはハットトリックとなり再び試合は振り出しに戻り、決着はPK戦へ。

キッカー全員が落ち着いて決めたアルゼンチンが36年ぶりの優勝を果たしました。



結末としては、大会前よく言われていた、メッシ選手が最後のワールドカップで優勝するという形になりました。

もちろんメッシ選手の活躍は優勝に値するものだったと思います。

ただ、、、個人的に言いたいことはいろいろありますよねー(汗)

大会を通しての審判問題は明らかにアルゼンチンに有利に働いていましたし、オランダ戦での振る舞いは決して褒められたものでありません。

それでも勝者はアルゼンチンです。

長年に渡ってメッシ選手のチームではありましたが、何気に世代交代も順調に行えている印象はあります。

まだすぐに代表引退ということもないみたいですが、近い将来やってくるメッシ選手のいないアルゼンチン代表がどんなチームになるのか、今回の経験を上手く還元できれば相当強い代表チームになるんでしょうね。