今年も“夢の球宴”オールスターゲームの時期となりました。
…交流戦が定着した今日では「夢の球宴」は死語なのかもしれませんが(汗)

そして、そのオールスターゲームの第1戦は良くも悪くも「トラックマン」という言葉が大きく目立つこととなりました。
トラックマンというのは軍事用レーダーシステムの技術を活用した最新鋭のデータ解析ができる機器です。
例えば投手であれば、今までは球種と球速が主な表示でしたが、回転数やSPVといわれる“ノビ”が瞬時にわかり、打者側では打球速度や飛距離が判明する、現代野球には欠かせなくなりつつあります。

その最新技術を第1戦はこれでもかという具合にひけらかす放送だったのは否めません。
確かに、普段から野球を頻繁に観戦する立場の人間からは興味深いのですか、オールスターはどちらかというとライトな人にこそ見てもらいたいので、そうなるとトラックマンは適しません。

放送局側がトラックマンの凄さを伝えたい気持ちもわかりますが、それはいろいろな質の選手が集うペナントレースでこそ紹介してもらいたいのが本音です。
ただ、普段から地上波で野球中継をしないから、このような舞台でしか披露できないんだと自己解決しておきます(笑)