昨日、セレッソ大阪の杉本健勇選手の期限付き移籍の発表がありました。
期限付きとはいえ、セレッソを離れることになるのですから残念な気持ちはあるのですが、この移籍は本人のために凄く良いことだと思います。
今季のセレッソは昨季に引き続き基本は1トップです。
その1トップの1番手となるのはケンペス選手であり、2番手でありジョーカー的存在でもあるのが播戸選手です。
杉本選手はその次の3番手の座を永井選手と争うような立場であり、なかなか出番に恵まれません。
そんな杉本選手は、チームでの定位置確保と同じくらいに大事な戦いがあります。
それがロンドン五輪へ出場するU−23代表入りを巡る争いです。
今まで当落線上にあった杉本選手ですが、本大会でオーバーエイジの採用を決断するとなれば、現状のアピールではまず選ばれることはないでしょう。
あと、過去にも書いたことですが、このU−23代表は基本的にチームからは最大3名との取り決めがあります。
セレッソからは清武選手、扇原選手、山口選手の貢献度が大きいためここでも大きな壁が立ちはだかります。
つまり今回の移籍はその2つの壁をクリアするために与えられたチャンスなのです。
ロンドンで再びチームメイトと競演できるように、短い期間ではありますが大きなアピールを期待します。

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