大阪プロレス「天王山2010」開幕前日となりました。

そういえば昔は“秋の風物詩”と言っていた気がするんですけど、ここ最近は冬に定着して、今年はさらに開催時期が遅くなりました。

シリーズ制が採用されるようになったので薄々予感はしていましたが…。

さて今回の日記ではその天王山について雑感を交えながらいろいろと書いていきます。

まずエントリーされた選手について、例年通り16名でしたが今年はゲストにあたる選手はなく、大阪プロレスを主戦場に闘う選手ばかりとなりました。

“純血”と表現しても良いのでしょうが、ちょうど戦国タッグが「フリーだから」という旨の騒動があったばかりなのでちょっと使いにくいです(笑)

ゲストなしについては少し残念な気もしますが、「天王山」が始まった理念を振り返るとベターな選択かなとも思います。

ただ“ベスト”でなく“ベター”と表現したのは、どうせやるなら全選手参加が良かったということです。

日程的に本選は16選手が妥当ですが、予備選をしてほしかったわけです。

なぜHAYATA選手は出場者決定戦が認められたのに、タコヤキーダー選手には認められなかったのか、確かに今の勢いはHAYATA選手に分がありそうですが、タコヤキーダー選手も今年ベルトを巻いていたのですからね。

あと組み合わせの発表について、もう少し工夫というかワクワクさせてくれる方法にできないものですかね。

中には初シングルマッチの相手もいるでしょうが、基本的には手合わせしている選手ばかりだからこそいろいろな感情があると思うのです。

「師匠(先輩)越え」だとか「遺恨清算」だとか「軍団内対決」だとかをアピールしたうえで発表してほしかったですね。

結局、事前にアピールした秀吉選手とリング上ではなかったものの要望を出していたミラクルマン選手はすんなりと通っているのですから。

他にはK−1がやっているようなシステムも熱望されていますよね、くじで決まった番号順に自らが対戦相手を決めていくシステムのことです。

それを例えばヤマダ電機のイベントスペースですると宣伝にもなると思うのですが…。



さてここからは展望についてです。

はっきり言って、今のJOKERは全くと言っていいほどに死角がありません。

その中でも2冠王者の空牙選手は優勝候補の大本命でしょう。

ただし天王山をもJOKERが制してしまうほど甘くもないと感じるのです。

そのJOKERを止める最有力を池ちょんはゼウス選手だと思っています。

はっきり言ってボクシング転向は失敗だったでしょう。

ただ、その回り道が良い経験だったのかただの出戻りと評されるかはこの天王山にかかっているだけに、また現在の大阪プロレスでは唯一と言っていい“JOKERに汚染されていない”選手なので期待しています。

またLOVにとっても大事な時期です。

ただでさえ存在意義が怪しくなっている中、まだ立ち位置こそわかりませんが戦国タッグが正規軍とは反する道を選び、現状では4派に分かれています。

大阪プロレスの選手層では4派では行き詰まりが目に見えていますので、少なくとも1つは“消される”でしょうから。

でもLOVには天王山を特に大事にしてくれているタイガースマスク選手とブラックバファロー選手がいますからね!

そして渦中の戦国タッグですが、明確なスタンスがわからない以上、こちらとしても予想はわからない(笑)

彼らも相当の決心をしての行動だとは思いますから、両方揃って1回戦負けということはないと思うのですが…1回戦から現シングル王者、前回優勝者との対戦ですからね。。。

準々決勝を観戦する予定なので、どんな勝ち上がりになるのか今から楽しみです。

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