今年の天王山、頂上まで登りつめたのは2年連続でビリーケン・キッド選手でした。 優勝を至上命題として課していただけに、この優勝、連覇にはとても価値があります。 ところで、今回の天王山は大波乱と言える試合はそれほどなかったにも関わらず、とても熱狂した大会となったのではないでしょうか? このような素晴らしい大会を作り上げたのは全選手の力だとは思いますが、やはりマグニチュード岸和田選手の存在感はずば抜けて大きかったとも感じています。 シングルのベルトが外部に流出している現状で、天王山のトップまで団体外の選手に持っていかれるのは最大級の屈辱となります。 展開次第ではハリケーンのメインが団体外同士の闘いになってしまうかもしれませんしね。 極端に言うならば、それを回避するために大阪プロレスの選手たちは奮起したのかもしれません。 普段は暴れたい放題のタイガースマスク選手のファイトスタイルが正と悪の融合バージョンとなっていました。 同じくルードのブラックバファロー選手は団体愛を叫びながら岸和田選手の前に立ちました。 虎ビリーの至極の闘いもありました。 全て岸和田選手らの“第2次大量離脱”を経験した選手たちです。 この4年間の思いをぶつけるように、自らの選んだ道が正しかったことの証明をしたかったのではないでしょうか? もちろん、岸和田選手たちの選んだ道が間違いだったと言いたいわけではありません。 ただ池ちょんを含め大阪プロレスファンはビリー選手とともに、タイガース選手とともに、そしてバファロー選手とともに4年間歩んできました。 その結果として、ビリー選手が優勝してハッピーエンドとなった天王山2009は最高の大会だったと評価したいと思います。 |
このページのURLは |