大阪府立第2で23日に行われる「大阪魂2009」の全対戦カードが発表されました。ハリケーンの半年後ということや久々の第2ということでかなり華やかな興行になるのかなぁと思っていましたが、意外と落ち着いたカードとなりました。
長州力選手の初参戦というサプライズこそありますが、現シングル王者のディック東郷選手の参戦もなければ、当然のように沖縄勢の参戦もなし。 何と言ってもメインがビリーケン・キッド選手とタダスケ選手のシングルマッチですからね、半年前には予想できなかったカードです(汗)

しかし、見所がないわけではありません。
まずセミでは小峠&原田組が戦国タッグの持つベルトに挑戦です。なかなか特定のタッグチームが継続しない大阪プロレスにおいて、この2つのタッグは長期間かけて熟成し完成度では群を抜いています。ただ小峠&原田組の致命的な弱点は勲章がないことです。戦国タッグもかなりの人気を誇りますが、人気面では引けを取らない大阪プロレス生え抜きの若手タッグに初戴冠を果たしてもらいたいと思うファンは多くいるはず。大阪府立第2という大舞台で初戴冠を果たせるのか注目したいと思います。

そして、メインはただのシングルマッチではなく「マスカラ・コントラ・カベジェラ」となり、敗者はマスクもしくは髪を失うルールとなりました。リスクが大きいのは敗北時にマスクを失うビリーケン・キッド選手であるのは一目瞭然です。それでもビリーケン・キッド選手はこの過酷な試練に立ち向かいます。
ディック東郷選手とのシングルで連敗を喫し、大阪プロレスの至宝が初めて流出という屈辱の事態を引き起こしてしまったのは事実です。だからこそ他の選手が取り戻すのではなく、自分の力で取り戻すことをビリーケン・キッド選手は強く望んでいるはずです。
ただ、そのためには実績と信用が必要です。
仮にこの試合でタダスケ選手から勝利しただけで即リターンマッチというのは現実的に厳しいとは思いますが、ルードターンしてからは破竹の勢いを誇るタダスケ選手を叩いておくことは大きな実績となりますからね。
一方のタダスケ選手、あまりベルト獲りについては言及していないため、当面の目標が何なのかはわかりませんが、この一戦で再びビリーケン・キッド選手から勝利を奪ったとなると恐ろしい存在となるのは間違いないです。

他にも各試合、要所要所で見所があると思います。現地で観戦される方は、それぞれに自分だけの見所を決めて観戦すればより楽しめるのではないでしょうか?

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