ソフトバンクが悲願の日本一を達成しました。
日本シリーズこそ4勝3敗と接戦になりましたが、リーグ戦は独走かつ全球団に勝ち越し、そして交流戦も全球団に勝ち越しての優勝をしていますから、文字通り「完全優勝」ということなんですよね。

今季のソフトバンクは本気で日本一を狙いにいく補強を断行、まぁハッキリ言うと反則と言ってもおかしくないレベルでの戦力が揃いました。
その上、主力が故障で欠けると、なかなか出番に恵まれない若手選手が台頭するという他球団にとっては羨ましい現象も起きました。
なおかつ本多選手、松田選手、川崎選手はフルイニング出場、特に川崎・本多の一・二番は打順すらも変わらず、ここまで軸がしっかりすれば、、、まぁ負けないでしょう(笑)

そんなわけで優勝メンバーには“バラ色のオフ”が待っているのですが、編成部門の方は今年も忙しく動きそうですね。
現時点では和田投手と川崎選手のメジャー挑戦が濃厚となっています。
両選手ともに海外FAの権利を有していますので、行使が退団のサインとなるのでしょう。
また、杉内投手もここにきて移籍の可能性が取り沙汰されてきました。
こちらは国内FAですので宣言残留も十分にあると思いますが、以前から球団の査定に疑問を感じるという旨の発言がありましたので、他球団との交渉の場が設けられれば移籍の可能性も大きくなってくるのかもしれません。
他にもホールトン投手との契約が難航しているという報道があります。
ホールトン投手といえば19勝で楽天の田中投手と最多勝を分け合いました。
確かにこの数字は立派なものと言えますが、比較的にホールトン投手の登板日は打線が爆発傾向にあったことや故障がちの体質を考えると球団も慎重になるでしょうね。
外国人選手ではオーティズ選手の退団はほぼ決まりのようですが、カブレラ選手はどうなるのでしょう?
契約としては2年契約でしたので来年もソフトバンクでプレイするのでしょうが、これだけの巨大戦力となった今、出番は限られてくると思うのですよね。
実際に日本シリーズでも代打のみの出場で終わりました。
今季のように不振に陥ることがなければ監督も使わざるをえないですが、引き続き低空飛行が続けば立場が危うくなります。

ここからは報道から見る補強について。
和田投手、川崎選手の移籍は確実なものとすると補強ポイントは先発と遊撃手となります。
まぁ先発に関しては補強しなくても十分に若手の登用で間にあうような気もしますがね。
その先発投手の補強に関しては筆頭候補が帆足投手のようですね。
ライオンズファンとしてもちろん帆足投手には西武に残留してほしいですが、ソフトバンクにとっても九州出身の帆足投手はかなり魅力的な選手と評価をしています。
また意外なところとして井川投手の名前も挙がったりしましたが…これはどうでしょう(汗)。
一方、遊撃手の補強に関してはそれほど話題になっていません。
なかなか即戦力が市場に出てくることのないポジションですから仕方ないでしょうが、球団として“ポスト川崎”の対策で今宮選手の育成などに力を入れてきたようですので、大丈夫なのでしょう。
…少しくらいは穴がないとね、来年も独走されると困りますから(笑)

日本一に輝いて、休む間もなく次はアジアでの闘いです。
ベテランや外国人は戦力から外れるかもしれませんが、それこそ今年見せつけた地力の強さを見せつけてアジアチャンピオンとなってもらいたいです。

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