「商店街の日」のイベントの一環として行われた興行に行ってきました。
会場は、デルフィンアリーナ道頓堀からも近い元精華小学校のグラウンドに作られた特設リングです。
屋根こそないもののグラウンド中央に配置され、長椅子も設置されていたのでとても観戦しやすかったです。
気になる観客動員も、興行開始直前には準備されていた長椅子(400席ほど?)には空きがないほど、最終的には立ち見観戦が出るほどとなりとても盛り上がりました。

【タコヤキーダー vs 三原一晃】
当初の発表ではタイガースマスク選手と発表されていたのですが、昨日のルード転向を受けてか、タコヤキーダー選手に変更となったようです。
試合はシンプルな構成で進み、三原選手の健闘が光りましたが、最後はタコヤキボトムでタコヤキーダー選手が先輩の貫録を示しました。

【ブラックバファロー vs 小峠篤司】
両選手とも“楽しい”プロレス専門の選手ではないですが、“激しい”プロレスを軸にしながら両立できる選手なので楽しみにしていた一戦。
期待通りの良い試合でした。
特に第1試合が“楽しい”領域には踏み込まなかっただけに、大阪プロレス初観戦の観客に対してはアピールができたと思います。

【ゼウス vs えべっさん】
見るからに強そうなゼウス選手と見るからに頼りなさそう(!?)なえべっさんが対峙するだけでワクワク感が伝わります。
雑感として、えべっさんはゼウス選手の持ち味を最大限に引き出せたようですが、自身の持ち味は…。
しかし、これこそがえべっさんの最大の持ち味と考えることもできるような気がします(笑)

【秀吉&政宗 vs 原田大輔&タダスケ】
シングルマッチが3試合続いていたので、第4試合は本日初のタッグマッチ。
一気にスピーディーな試合が繰り広げられました。
タイトルマッチを控える秀吉選手と政宗選手は常に一定の距離を置き、正式なタッチは1度もありませんでした。
その分、原田選手とタダスケ選手のチームワークの良さが光りました。
試合は、秀吉選手が伝家の宝刀でもある刀狩(今日は裏刀狩)で勝利。
秀吉選手は原田選手との場外乱闘でも大活躍でした。
文字通り、今の大阪プロレスは秀吉選手中心に回っているのを実感しました。

【松山勘十郎&ミラクルマン vs ビリーケン・キッド&くいしんぼう仮面】
大阪お笑い選手権の松山選手がいて、“楽しい”プロレスのリーダー的存在のミラクルマン選手がいて、大阪プロレスの“楽しい”プロレスを確立したくいしんぼう仮面選手がいる中、やはり(なぜか?)美味しいところを持っていったのはビリーケン・キッド選手でした。
見ていてわかるんですよね、たとえマスクをしていてもビリー選手が楽しそうにプロレスをしているのが。
それだけ長期欠場がもどかしかったのだと感じます。
でも考えてみると、ビリー選手が美味しいところは持っていきましたが、ほとんどの起点はくいしんぼう仮面選手から始まっているんです。
喋らないキャラクターですから感情表現は難しいと思いますが、本当にくいしんぼう仮面選手の奥の深さを感じた試合でした。

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